分割したTeX文書を分割された側からコンパイルするときの設定
規模が大きい文書をTeXで作成するとき, 更新の都度, 文章全体をコンパイルしているのでは待ち時間が著しく増えていく. 特に, 最近の Unicode 対応の関係で LuaLaTeX を使っていると顕著で, ただでさえ時間がかかるコンパイル時間が目に見えて伸びてくるのがわかる.
そこで, 例えば節単位で分割を行って, 必要な節だけをコンパイルするように設定すれば, 他の賞をコンパイルする時間を削減できる.
分割する手順については検索すればすぐに見つかるので, ここではテキストエディタから親となるファイルをコンパイルする命令を送るときの記法を書いておく.
- YaTeX on Emacsen:
子ファイルに
!#%(親ファイルをコンパイルするコマンド)
という行を記述する. - LaTeX Workshop on Visual Studio Code: 子ファイルの1行目に
% !TEX root = (親ファイル名の相対パス)
と記述する.