第26期竜王戦七番勝負第1局(2日目)を観戦

今日は休みをもらっていろいろと溜まっていた家事を終わらせたところ, 思ったよりも時間が残ったので, 第26期竜王戦七番勝負第1局 (2日目) の大盤解説を見に行った. 今期の竜王戦番勝負は渡辺明竜王に森内俊之名人が挑むという構図になっており,
挑戦者の森内名人が竜王位を奪取すれば, 将棋界の頂点となるタイトルを 2 つ保持するということで注目されている. 仮に, 森内名人が竜王位を奪取すると, 2004年度に名人位を奪取し, 同年度に竜王位を失冠するまでに名乗っていた竜王・名人の呼称が復活することとなる. なお, 名人位と竜王位を同時に保持していたことがある棋士は, 谷川浩司十七世名人, 羽生善治十九世名人, そして, 本日の対局者である森内俊之十八世名人の 3 名のみ. 他に名人位と竜王位を両方経験した棋士に佐藤康光永世棋聖がいるが, 同時に保持していた時期はない.

参考として, 追記欄に将棋棋士の序列について書いてみた.

大盤解説会場に着いたときは, ちょうど解説の藤井猛九段 (竜王位を3期経験) が次の一手を出題していたところであった. 出題対象は後手となった渡辺明竜王の84手目が出題対象となっており, 結果として 50 分の大長考に沈んだ場面であった. 藤井猛九段が挙げた候補手は, 8一飛, 7七歩 であり, これらの2手とその他の3択で回答する形式となっていた. 当たった人には抽選で賞品がでるということで, 藤井九段が挙げた候補手は人気が出そうなこと, 聞き手の鈴木環那女流二段が挙げていた9七桂成が少々魅力的に見えたことからその他を選択したところ, なんと, その9七桂成が実際に指された. 棋譜のコメントを見ると, 本手というよりは勝負手という感じらしい. 賞品も 30/39 という微妙な確率に外れずいただけました.

対局は森内名人の勝ちとなった. 渡辺竜王は森内名人の玉をとらえきれず無念の投了となった.

将棋棋士の序列については次のようになっているらしい.

  1. 名人位・竜王位保持者
  2. 現に保持しているタイトル数. 同数の場合は, 名人位保持者と竜王位保持者の場合は棋士番号が若い順. その他の棋士の場合はタイトルが次のように格付けされているらしい (賞金順?)
    1. 王位
    2. 王座
    3. 棋王
    4. 王将
    5. 棋聖
  3. 永世名人現役襲位者 (複数いる場合は襲位が早いほうが序列が上)
  4. その他永世称号現役襲位者. 同数の場合はタイトルの格付けによらず先に襲位した順
  5. 前竜王 (竜王位者が失冠して他のタイトルも保持していない場合に竜王失冠から 1 年以内はこのように名乗れる. 名乗らなければ通常の序列順)
  6. 前名人 (名人位者が失冠して他のタイトルも保持していない場合に名人失冠から 1 年以内はこのように名乗れる. 名乗らなければ通常の序列順)
  7. 永世称号有資格者. タイトルの格付けによらず先に襲位した順
  8. 段位 (同じ段位同士では現段位に昇段したのが早いほうが序列が上)
  9. 棋士番号 (小さいほう(四段昇段が早いほう)が序列が上)

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