将棋棋士の藤井聡太氏が現役中学生として初の六段昇段を決める

5人目の中学生将棋棋士として有名となった藤井聡太氏が2月17日付で六段昇段を決めた. 将棋棋士は四段昇段後からプロということになるが, 現役中学生がプロ棋士の六段に昇段したのは史上初である. また、これは最年少記録である。

なお、五段に昇段した唯一の中学生でもあるが、過去に中学在学中に昇段を内定させていた棋士として加藤一二三氏がいる。
また、五段昇段の最年少記録は加藤一二三氏である。

なお, 藤井聡太六段には最年少七段の記録を狙う機会がまだ残っている.
2018年度までに条件を満たす機会が残っている棋戦と昇段条件は次のとおりである.

  • 第66期王座戦 (2018年9月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点で二次予選進出)
  • 第44期棋王戦 (2018年9月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点では予選対局待ち)
  • 第31期竜王戦 (2018年12月頃) 今期で4組昇級を果たすと連続昇級により段位が1つ昇段 (執筆時点で昇級まであと3勝)
  • 第68期王将戦 (2019年1月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点では一次予選進行中)

他のタイトル戦の昇段規定と最年少記録の更新の関係は次のとおり

  • 第77期及び第78期順位戦 (2020年3月頃) 2018年度に所属するC1級で昇級を決めると B2 級へ、さらに B2 級で昇級を決めると B1級順位戦への昇級となり、この時点で七段になっていない場合は七段になれる. 順位戦は飛び級規定が存在しないため、順位戦の昇段規定では加藤一二三氏の最年少七段及び最年少八段の記録は更新できない。なお、名人戦への挑戦権を獲得するには、さらに上のA級順位戦で優勝する必要がある。名人獲得で九段昇段となるのは理論上最速で2022年5月となる。
    よって、最年少九段の達成は順位戦・名人戦でも可能である。
  • 第31期竜王戦 (2018年12月頃) 今期で4組昇級を果たすことができれば七段へ昇段することは前述のとおり。さらに, ランキング戦5組優勝を果たし、
    竜王挑戦トーナメントで竜王挑戦権を得て竜王を獲得できれば八段へ昇段となる。
  • 第32期竜王戦 (2019年12月頃) 前期で5組残留となった場合は4組昇級だけでは「連続昇級」の要件に該当しないので七段へ昇段することはできない。ただし, ランキング戦5組優勝を果たし、竜王挑戦トーナメントで竜王挑戦権を得た時点で七段昇段となる。竜王を獲得できれば八段へ昇段となる。
  • 第4期叡王戦 (2019年6月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点では段位別予選の組み合わせ決定待ち)
  • 第60期王位戦 (2019年9月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点では第59期王位戦予選敗退)
  • 第90期棋聖戦 (2019年7月頃) タイトル獲得すると六段以下の棋士に限り七段へ昇段 (執筆時点では第89期棋聖戦予選敗退)

他、最年少段位獲得記録を更新するには、実質的に次の条件を早期に満たすこととなる。(勝数規定では最年少段位獲得記録の更新には間に合わない)

  • 最年少七段達成:いずれかのタイトル獲得、NHK杯テレビ将棋トーナメント優勝、朝日杯将棋オープン戦優勝のうちのいずれかを2020年11月までに達成する。
  • 最年少八段達成:竜王獲得を2021年11月までに達成する。第31期または第32期であればフルセット勝負でも間に合うが、第33期の場合は4勝0敗で奪取しないと日程上最年少記録を更新できない。
  • 最年少九段達成:第80期(2023年)までに名人獲得、第36期(2023年)までに竜王2期獲得、タイトル3期獲得かつ八段昇段(順位戦A級昇級か竜王1期獲得)のうちのいずれかを2024年3月までに達成する。

なお, 歴代の最年少昇段記録は追記のとおりで合っているはず. (誤りがあればコメントで指摘願います)

将棋の最年少昇段記録
段位 記録保持者 昇段日 昇段時年齢 昇段理由
四段 藤井聡太 2016年10月1日 14歳2か月 第59回(2016年度前期)三段リーグ1位
五段 加藤一二三 1955年4月1日 15歳3か月 順位戦C級1組へ昇級 (第9期(1955年度)順位戦C級2組西組1位)
六段 藤井聡太 2018年2月17日 15歳6か月 五段昇段後全棋士参加棋戦優勝 (第11回朝日杯将棋オープン戦優勝)
七段 加藤一二三 1957年4月1日 17歳3か月 順位戦B級1組へ昇級 (第11期(1957年度)順位戦B級2組1位)
八段 加藤一二三 1958年4月1日 18歳3か月 順位戦A級へ昇級 (第12期(1958年度)順位戦B級1組2位)
九段 渡辺明 2005年11月30日 21歳7か月 竜王位2期

将棋棋士の藤井聡太氏が現役中学生として初の五段昇段を決める

5人目の中学生将棋棋士として有名となった藤井聡太氏が2月1日付で五段昇段を決めた. 将棋棋士は四段昇段後からプロということになるが, 現役中学生がプロ棋士の五段に昇段したのは史上初である. なお, 最年少記録の塗り替えではない (早生まれの加藤一二三氏が最年少記録: 当時は規定を満たしても年度が替わるまで原則として昇段しなかった).

なお, 藤井聡太五段には最年少六段の記録を狙う機会がまだ残っている.
2018年中に条件を満たす機会が残っている棋戦と昇段条件は次のとおりである.

  • 第11期朝日杯将棋オープン戦 (2018年2月17日) で優勝すると六段以下の棋士に限り段位が1つ昇段 (執筆時点で準決勝進出)
  • 第66期王座戦 (2018年9月頃) タイトル挑戦者になると五段以下の棋士に限り段位が1つ昇段 (執筆時点で二次予選進出)
  • 第44期棋王戦 (2018年9月頃) タイトル挑戦者になると五段以下の棋士に限り段位が1つ昇段 (執筆時点では予選対局待ち)
  • 第31期竜王戦 (2018年12月頃) 今期で4組昇級を果たすと連続昇級により段位が1つ昇段 (執筆時点で昇級まであと3勝)
  • 第68期王将戦 (2018年12月頃) タイトル挑戦者になると五段以下の棋士に限り段位が1つ昇段 (執筆時点では予選対局待ち)

なお, 歴代の最年少昇段記録は次のとおりで合っているはず. (誤りがあればコメントで指摘願います)

将棋の最年少昇段記録
段位 記録保持者 昇段日 昇段時年齢 昇段理由
四段 藤井聡太 2016年10月1日 14歳2か月 第59回(2016年度前期)三段リーグ1位
五段 加藤一二三 1955年4月1日 15歳3か月 順位戦C級1組へ昇級 (第9期(1955年度)順位戦C級2組西組1位)
六段 加藤一二三 1956年4月1日 16歳3か月 順位戦B級2組へ昇級 (第10期(1956年度)順位戦C級1組2位)
七段 加藤一二三 1957年4月1日 17歳3か月 順位戦B級1組へ昇級 (第11期(1957年度)順位戦B級2組1位)
八段 加藤一二三 1958年4月1日 18歳3か月 順位戦A級へ昇級 (第12期(1958年度)順位戦B級1組2位)
九段 渡辺明 2005年11月30日 21歳7か月 竜王位2期